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それでも物理的な防犯対策は必要 - アニメスタジオの事件報道から

京都アニメーションを狙った凶悪な犯罪に、大きな憤りを感じています。
お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し、関係者の皆様にお悔み申し上げます。
理不尽にも治療を余儀なくされている負傷者の方々が、早期に回復されることを祈るばかりです。

大きな被害を出したこのような犯罪を目の当たりにして、防犯対策を専門にする私たちが無力を思い知らされ、挫折するようなことがあってはならないと思っています。
それは、防犯対策など意味が無いとうそぶく犯罪者たちの思う壺です。
報道から私たちが知ることができる範囲では、スタジオにはカードキーによる入退室管理システムや、複数の防犯カメラも設置されていたようです。
施されていたそれらの防犯対策が、この犯罪を防ぐことができなかったことも認めざるを得ないでしょう。
しかし、そういった物理的なセキュリティ対策は、決して無駄なものではありません。

物理的防犯対策:卑劣な犯罪による被害を防ぐために・・・ネット上では、建物の出入口にいくら頑丈な鍵を付けていてもそのドアを開放していたら意味が無い、と言った類の非難も見受けられるようです。
しかし、報道されているようなセキュリティに対する状態は、今回の事件に限ったことではありません。
セキュリティ機器の効力が無効にされていたという事実は、残念なことではあります。
だからと言って、このような犯罪の被害に遭った諸悪の根源のように指摘するのは筋違いです。
随分前に以下のブログでも書きましたが、セキュリティ機器の一時的な無効化による無防備状態は、あのホワイトハウスでさえ起きてしまうことなのです。

オフィスの防犯も玄関から - もちろん米大統領官邸も!
http://www.key-planner.com/news/archives/20

アニメーションスタジオのような中小規模のオフィスは、日本全国に無数に存在しています。
限りある予算の中から防犯対策費を捻出するのが難しいことは、誰もが理解できることです。
しかし、そういった小規模な組織でも、一昔前では考えられなかったぐらいセキュリティに対する意識が高まってきていることも事実です。
犯罪を完璧に防ぐことができないから無駄だという理由で防犯対策を無視するケースは、少なくなってきているでしょう。
それでも、防犯対策が企業機密のような会社の財産を守るためだけではなく、社内の人員の安全を守るためにも重要だということを改めて認識するきっかけが、今回のような悲惨な事件である必要は無いはずです。

セキュリティと利便性のジレンマは、防犯対策を講ずる私たちにとっても常に付きまとう厄介な問題です。
以下は2年前の記事ですが、タイトルそのものからも、この問題が世界共通であることが分かるものになっています。

The Access Control Dilemma – Balancing Security, Convenience and Budget
https://securitytoday.com/articles/2017/06/14/the-access-control-dilemma-balancing-security-convenience-and-budget.aspx

特に日本の場合は、お客様を不快にしないようにする気遣いがセキュリティ強度に影響してしまうことがあるでしょう。
誰もが気軽に訪れることができるオープンなスペースを目指すオフィスや施設は、果たして厳重なアクセスコントロールが適しているのでしょうか?
相反して、誰もが気軽に出入りできるエリアや建物は、人々の安全が守られていると言えるのでしょうか?
私たち物理的セキュリティ対策の専門家や防犯機器メーカーが取り組み続けている難問の一つです。

 



 

 

職人集団・キープランナーは、防犯設備士によるプランニングから電気工事まで、防犯・セキュリティーに関する作業をトータルで行っています。
あちらこちらに分散した作業で発生するミスや時間の無駄でお困りの、マンション管理会社や組合、オフィスの内装関連業務の方々からのご相談をお待ちしています。

セキュリティ   2019/07/20   キープランナー 代表

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