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2017年06月

2017年06月 一覧

最新テクノロジーでセキュリティは人手要らず? - 防犯対策プランと人間の重要度

先週ロンドンで、ヨーロッパで最大級のセキュリティーイベント・IFSECが開催されていました。
アメリカで行われるビジネスショーに比べると、確かに日本ではメジャーではありません。
過去には、パナソニック、ソニー、キヤノンといった日本の大手メーカーも出展しています。
でも、リスト上で確認できる日本からの出展は、今年はどうやら2社しかなかった模様です。
ちなみに、最近何かとライバル視されるお隣の韓国からは、30社以上が出展しています。
韓国メーカーによる生体認証(バイオメトリックス)システムを採用した防犯製品などが、日本国内でも数多く採用されている理由がよく分かります。

ところでつい先日、ウクライナやロシア方面で、またもや大規模なサイバーセキュリティ関連の事件がありました。
ランサムウェアだ、マルウェアだと、何がどうなっているのか分からない感じになってきています。
前回もふれましたが、発電所のような重要施設でもないし有名な大企業でもない、という私たちのような中小規模の企業にとって、サイバーセキュリティ事件は人ごとだという声が多いのも、無理がない気もします。
そんな中、先週のIFSECでは、以下のようなセキュリティ関連セミナーが開かれていたようです。

Businesses have been hacked whether they realise it or not, expert warns
https://www.ifsecglobal.com/businesses-hacked-whether-realise-not-expert-warns/

人間もセキュリティプランも防犯対策の重要な要素! 掲載された写真を見ると、このセミナーはパナソニックの提供で行われたようです。
展示企業として参加はしていないものの、日本の企業は、こういった場のスポンサーとして関わっていたのかもしれません。

世の中には、ハッキングされたことに気がつく企業と気がつかない企業がある、というセキュリティの専門家による言葉が示すように、ハッキングされていることに気がついていない企業があるのが問題とされています。
ウィルス対策ソフトを入れれば全てOK、安全安心という最近の誤ったトレンドは危険だ、と警告が続きます。
そして、防犯対策で一番重要な役目を果たすのは、テクノロジーではなく人間だと述べられています。
急速に進化するセキュリティ技術が脅威に立ち向かうためには、人間が関わる部分やしっかりしたセキュリティプランが不可欠だ、というのがポイントなのです。

記事の中には、「多くの犯罪者と話しをしたが、最先端技術が壁から飛び降りて来て自分達を逮捕することはない、と言われたことがある」というエピソードがあります。
防犯対策としてどんなに素晴らしいテクノロジーを導入しても、セキュリティに関わる任務を丸投げすることはできません。
人間の安全を守るためには、人間の手や目や判断が必要になります。
そして、人間が介在しながらも高度な技術や防犯製品の機能を生かすためには、最適なセキュリティ対策のプランが必須なのだ、ということになります。

私たち鍵屋の行う物理的な防犯対策は、人間が介在する部分が必ず存在します。
電気錠と連動するアクセスコントロール・システムのように、最新のテクノロジーを活用した防犯機器を導入するケースも数多くあります。
しかし、全てをシステム任せにするようなことはありません。
防犯設備士である私たちが、まずは入念な現場調査やプランニングをする理由はそこにあります。

 

 

 

職人集団・キープランナーは、防犯設備士によるプランニングから電気工事まで、防犯・セキュリティーに関する作業をトータルで行っています。
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セキュリティ   2017/06/30   キープランナー 代表

防犯対策で守るもの(2) - 現実世界で始めるサイバーセキュリティ

昨今、サイバーセキュリティの強化は、会社の規模を問わずに重要課題になっています。
これも前回の話同様、中小零細企業には関係無いと思われる傾向があります。
確かに小さな会社が直接IT犯罪のターゲットになる可能性は、有名大企業に比べれば低いのかもしれません。
しかし、間接的又は結果的に被害に遭うことは、十分想定できることです。
PCをインターネットに接続する必要もなく、Eメールのやり取りも行わないという会社は、それほど多くないでしょう。
それでも小規模な会社には、高度に技術的なサイバーセキュリティ対策は、相当の出費を強いられるものとして敬遠されがちです。

サイバーセキュリティを含め、社内の安全を守るために、上層部の説得に苦心している方々もいるはずです。
ネットワーク機器への物理的アクセス制限以下の記事は、防犯カメラとして活用されているIPビデオシステムのサイバーセキュリティに関する記事です。
しかし実は、ネットワーク機器に共通したセキュリティ対策と言える部分があります。
とにかくできる範囲のことから始めるという意味で、サイバーセキュリティ対策全般として参考になるのではないでしょうか。

4 Easy Cyber Practices to Protect End Users
http://www.securitysales.com/article/4_easy_cyber_practices_protect_end_users

この中には、高度なIT能力やサイバーセキュリティの知識が不要な項目があります。
2番目に書かれている、機器に対して物理的にアクセスできる人数を制限するという部分は、私たちの日常である現実世界で行える対策です。
サイバー上の犯罪にも、触らなければ巻き込まれずに済む、余計なことをしなければ問題ない、というケースがあるということです。
そしてこれは、物理的な防犯対策でカバーできる部分でもあります。

私たち鍵屋が行う事務所や建物に対する物理的な防犯対策は、サイバーセキュリティに比べれば目に見える分だけまだ分かりやすいと言えるでしょう。
例えば、防犯カメラを設置すれば、実際に撮影した不審者の映像を見ることができます。
出入口にモニターをつければ、訪問者を事前にチェックして不審者を社内に入れないようにすることができます。
目に見えて防犯効果が分かるのですから、費用対効果を納得しやすいわけです。
中小規模の会社などで、サイバーセキュリティの強化に対する理解を得られない場合でも、こういった防犯対策なら導入できるかもしれません。

私たちの行う防犯対策で、サイバーの世界とつながる部分を物理的にアクセス制限する方法があります。
完全に独立した部屋だけではなくパーテーションなどで区切られた空間でも、電気錠や入退室管理システムを活用して、重要なネットワーク機器への無用なアクセスを防ぐことができます。
サイバーセキュリティをこういった物理的な防犯対策から考えてみるのも、決して無駄ではないと思います。
 

 

 

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セキュリティ   2017/06/20   キープランナー 代表

防犯対策で守るもの - 中小企業のためのセキュリティ強化

世界各地でテロ事件が発生しているようですが、とりあえずは自分達の生活に直接影響がない、ということでセキュリティに無関心な人々が存在します。
個人の生活に関するものだけではなく、会社のような複数の人々が活動するような場でも、「防犯対策って何?」という状況は珍しくないでしょう。

「ここは泥棒が狙うような事務所じゃない」とか「ウチの会社に盗まれて困るものなんか無いから」など、防犯対策を必要としない理由は様々あげられます。
しかし、セキュリティ対策というのは、大企業のオフィスビルのような所で必要とされるもので、中小零細企業の事務所には無用の長物・・・という話は、日本のような比較的安全な国に住む私たちだけではなく、どうやら世界中共通して存在するようです。
小規模な会社の経営者たちは皆、本当に防犯対策が無駄なものだと思っているのでしょうか?
以下、電気錠や入退室管理システムは、なぜ小規模企業に高くて贅沢な代物だと思われているのか?という記事があります。

Why electronic access control is seen as an expensive luxury by many small firms
https://www.ifsecglobal.com/is-electronic-access-control-seen-as-an-expensive-luxury-by-small-businesses/

小さな事務所も防犯対策強化を!ここに述べられている、電気錠やアクセスコントロール・システムが高いものだと思ってしまう理由や、導入した場合の利点などの説明は、大体予想の範囲のものでしょう。
しかしその中に、普段見落とされてしまいがちな重要な点があります。
セキュリティを強化することで会社に対する従業員の忠誠心が増す、と紹介されている中にあるポイントです。

私たちが行う防犯対策で最も一般的なものは、外部からの侵入を防ぐタイプのセキュリティ対策です。
例えばオフィスなどの場合、鍵屋の私たちが行う主なセキュリティ強化として、オフィスの出入口の鍵を通常のシリンダー錠だから電気錠にするという作業があります。
この防犯対策が、実はそこで働く従業員を守るものでもあるという事実を、見落としがちな経営者の方々が多いのではないでしょうか?

「会社が事務所荒らしにあって、机の引き出しに入れておいた小銭も盗まれた」と言った話を時々耳にします。
侵入窃盗犯にとっては、会社のお金も従業員の持ち物も区別はありません。
被害が小銭のような金品の盗難のうちは、まだあきらめようがあります。
物騒な世の中になり、企業活動の内容によっては、人身の安全に関わる場合もあるかもしれません。
営業時間中に誰もが簡単に中に入れる事務所は、実はセキュリティ上好ましいものではないのです。

この記事にもあるように、不必要な機能付きの高価な上位モデルの防犯機器は、小規模の会社には確かに無用の長物です。
電気錠や入退室管理システム、更にはインターホンや防犯カメラなど、組織や従業員を守るための防犯機器にも様々な価格や機能のものがあります。
中小零細規模の会社でも、会社を守るということだけではなく、そこに働く人々をも守るという視点から防犯対策を考えて頂ければ・・・と思います。
 

 

 

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電気錠   2017/06/12   キープランナー 代表
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