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2019年06月

2019年06月 一覧

犯対策と緊急事態 - 不用意なアクセスコントロールが招く危機

厳重なセキュリティ体制の中開催されたG20大阪サミットが、無事終了しました。
会場周辺に設置された多数の防犯カメラはもちろんのこと、様々な防犯機器が要所で活躍していたはずです。

私たち鍵屋が扱う防犯機器は、主に一般住宅やオフィスなどで使用されるものです。
そのため、サミットのような公的な行事で使われる施設とは違い、私的な利用に限られると思われがちです。
しかし実際は、住居の住人や会社に通う社員以外の、公的な人々によって使用されるケースも考慮する必要があるのです。

緊急事態にも対応する防犯対策が重要一般住宅やオフィスに来る必要がある公的な人々・・・それは、警察官や消防士や救急隊員などです。
彼等が業務上、私的な建物や住居に入る必要がある場合、施された厳重なセキュリティは、果たしてどういう状況になるのでしょうか?

以下は、緊急事態発生の際に重要になる入退室管理システムの運用に関する記事です。

Can you have too much access control?
https://www.securityinfowatch.com/access-identity/access-control/key-control/article/21085871/can-you-have-too-much-access-control

今月、米バージニア州で起きた銃撃事件は、まだ記憶に新しいと思います。
この記事は、その際に駆け付けた警察官たちが建物内に突入する際に問題が生じた可能性がある、と言う指摘から始まります。
そして往々にして、本来必要の無い場所に電気錠などを設置して、必要以上のチェックポイントを設けることにより、緊急時の対応が遅れる原因になっているのではないか?という問題提起がされています。

通常、集合住宅やオフィスビルなどでは、緊急時に使うマスターキー用のキーボックスが設置されている、というのはアメリカに限られた話ではありません。
しかしそのマスターキーは、アメリカ同様、物理的な、いわゆる「鍵」であることが普通です。
この記事では、電気錠によるカードキー化が進んだ今、カードキーにもキーボックスを適用するべきだ、と提案されています。

人間誰もが緊急事態発生時には気が動転しています。
ここで書かれているように、職員や従業員がカードキーのことを思い出して、駆け付けた警官に手渡すことは難しく、いち早く現場に到着したい警官や救急隊が、カードキーを渡してもらうのを忘れずにいるのも難しい、というのは当然のことでしょう。
そのため、建物の主要なアクセスポイントにキーボックスを配置し、緊急対応要員が即アクセスできるように、マスターのハードキーとカードキーの両方を入れておく必要がある、というのが専門家のアドバイスとして書かれています。

銃による犯罪が珍しい日本でも、様々な緊急事態は想定できます。
犯罪だけではなく、自然災害もその一つです。
カードキーが無いために電気錠が開けられず、助かる命も助けることができない、という最悪の事態は避けなければなりません。
安全のための防犯対策が命取りにならないように、セキュリティプランは入念に検討する必要があるのです。
緊急事態にも対応できる防犯対策はどのようすれば良いのか?とお悩みなら、是非ご相談下さい。
 



 

 

職人集団・キープランナーは、防犯設備士によるプランニングから電気工事まで、防犯・セキュリティーに関する作業をトータルで行っています。
あちらこちらに分散した作業で発生するミスや時間の無駄でお困りの、マンション管理会社や組合、オフィスの内装関連業務の方々からのご相談をお待ちしています。

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セキュリティ   2019/06/30   キープランナー 代表

効果的な防犯対策に必要なこと - 敵を知ってこそ守れる住居の安全

コパ・アメリカに出場中のサッカー日本代表が奮闘を続けています。
Bチームだ、いやCチームだと揶揄されながらも南米の強豪たちに立ち向かう姿は、なかなか頼もしいものがあります。
一つでも多く戦える機会を増やせることを、期待せずにはいられません。

敵を知って防犯対策!巷は、東京オリンピックに関わる話題が増えています。
前回見たガーディアン紙の記事同様、日本という国が世界に向けて開かれて行く時代を身近に感じます。
私たちの行う防犯対策も内向きの姿勢だけでは不十分になってきています。

日本国内の犯罪事情についてはテレビ番組などで時折目にしますが、海外の犯罪や防犯の事情について知る機会は多くありません。
そこで今回は、アメリカの住居の防犯事情に関する以下の記事を見てみたいと思います。

Facts and misconceptions about home security
https://www.sourcesecurity.com/insights/facts-misconceptions-home-security-sb.1559626063.html

タイトル通り記事の中では、住宅の安全に対する真実とそれに対する一般の人々の誤解が、セキュリティの専門家によって示されています。
これは、消費者サイトが行った全米500人によるアンケート調査の結果を元に書かれているそうです。

まずは泥棒について。
アンケート調査に答えた人々の約半数は、見ず知らずの人物が泥棒をすると思っています。
しかし実際は、その犯行の半数以上が被害者の知っている人物によるものだったそうです。

次は、防犯対策について。
銃が一番効果的だと答えた人が最多なのは、アメリカらしいところです。
2番目に多かった回答は、プロのホームセキュリティというもので、これは納得の結果でしょう。
そして、意外な事実として取り上げられているのが番犬による防犯効果です。
犬が効果的だと答えた人は10%強しかいなかったようですが、実は吠える犬が効果的だというのは、窃盗犯たちからよく言われていることのようです。

犯行が行われる時間については、変わった調査結果が出ています。
ほとんどの人たちが、泥棒が犯行に及ぶのは留守中だと答えています。
しかし、なぜかその犯行時間は真夜中から朝5時頃だという回答が多く、矛盾が指摘されています。
犯罪は夜、暗闇の中で行われる、というイメージが強いという表れでしょうか?
実際の犯行時間は、確かに人々が留守にする時間帯の午前10時から午後3時が多いということです。

最後は少し面白い内容です。
約半数の人たちが、泥棒は犯行前にドアをノックしないと思っていたようですが、実際には、泥棒たちはしばしば犯行前にドアをノックしているようです。
それは、家に誰かいるか、うるさく吠える犬はいないか、といったことをチェックするのに良い方法なのだそうです。
そして、もし誰かが返事をするようなら、泥棒たちは、友達の家を探してるとか、道を探してるとか、セールスのふりをすると言っているようです。

このように、一般的に世間で思われていることと実際の犯行の真実は、異なっていることがあります。
セキュリティの専門家以外が防犯対策を行って、思った通りの効果が得られない場合、原因はそこにあるのかもしれません。

私たち防犯対策の専門家が行う防犯対策は、このような犯罪の現実を踏まえた対策です。
実際、どういった犯罪がどのように行われているのか、敵を知らなければその犯行をどのように防ぐのかを考えることができません。
そのためにも私たちセキュリティのプロは、国外の犯罪やセキュリティ情報にも敏感になることが求められて行くでしょう。
自ら防犯対策を検討する際や専門家に依頼する際にも、考慮が必要なポイントになりそうです。



 

 

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セキュリティ   2019/06/22   キープランナー 代表

防犯対策の転換期 - そのセキュリティが必要な理由

初山選手のジロ・デ・イタリア完走の快挙から始まった6月も、もう半ばになりました。
男女共にサッカーやバレーボールの日本代表の試合が続いています。
東京オリンピックに向けて様々な競技が着々と準備を整えて行く過程を見ると、本番へのワクワク感が倍増します。
スポーツファンとしては、日本人選手を応援する時間のやり繰りが悩ましいところです。

日本のセキュリティも世界標準に!このブログでは、スポーツの話題と共に主に海外の防犯対策関連記事を取り上げていますが、東京オリンピックを見据えて、海外でも日本に関する記事が増えてきている気がします。
その中の一つにあったのが、イギリスのガーディアン紙による珍しい日本語の記事です。
防犯とは直接関係ない内容ですが、東京に関する面白い考察があったので、今回はその記事を見てみたいと思います。

東京の転換点:日本の首都はついに開かれるのか
https://www.theguardian.com/cities/2019/jun/10/tokyo-tipping-point-japan-capital-opening-up-japanese-translation

この記事からも、私たちがここ数年ホテルや旅館などの宿泊施設に対する防犯対策作業で多忙を極めている理由が、お分かり頂けると思います。
東京や都心部に限ったことではありませんが、日本は大きく変わりつつあります。

「水と安全はタダだと思っている日本人」という言葉を聞かなくなって随分経ちます。
しかし本当に、防犯のための対策の必要性やそのコストが人々の念頭に置かれるようになったのでしょうか?

記事では「犯罪率の低さ」という一言で表されている日本の安全な生活。
それは、どのようにして保たれているのでしょうか?
日本人ひとりひとりの努力によるものなのでしょうか?
日本人なら皆、共通の遵法精神があり、秩序ある社会を守れるからなのでしょうか?

インターネットにより世界中の情報がつながり、現実世界での国際的な人々の交流も日常茶飯事になりました。
「日本人なら皆共通」の正体は、随分と怪しいものになってきているはずです。
「外国人が増えるから犯罪が増える」という恐ろしくステレオタイプで単純な考え方は、最早通用しない段階に入って来ています。

普通に、極日常に防犯を意識する社会は、望ましいものではありません。
しかし、安全に幸せな生活を続けるために、世界標準なセキュリティが必要な時代になってしまったのは事実です。

上の記事の中にも登場するアクセシビリティやバリアフリーですが、店舗や施設へのアクセスのしやすさとセキュリティは共存可能です。
開放的で誰もが簡単にアクセスできるようにすることで防犯対策を無効にするのは、お勧めできません。
例えばホテルなどは、誰もが容易に出入りできるようにする為にどこの誰でも簡単に入れてしまえば、犯罪者の恰好のターゲットになります。
商業施設は、お客様がアクセスしやすくする事と同じく、お客様の安全を守ることも大事です。

ガーディアン紙が感じている東京の新時代を、私たち防犯対策の専門家も感じています。
様々な事象に広がるグローバル化は、犯罪にも例外ではありません。
未来に向けたセキュリティに、是非私たちの力をお役立て下さい。



 

 

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あちらこちらに分散した作業で発生するミスや時間の無駄でお困りの、マンション管理会社や組合、オフィスの内装関連業務の方々からのご相談をお待ちしています。

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セキュリティ   2019/06/15   キープランナー 代表
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