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2019年10月

2019年10月 一覧

IoT防犯機器の根本的な問題点 - 安全性の向上が求められるセキュリティ機器

ラグビーW杯で盛り上がる日本を直撃した台風や、その後の大雨によって各地で様々な被害が出ています。
水害などで社会が混乱する最中、火事場泥棒のような犯罪被害の報道も耳にします。
自然災害に対する備えと共に防犯対策についても考える機会になってしまった、という方々が少ないことを祈るばかりです。

一般住宅はもちろんのこと会社や店舗・施設などの建物でも、万が一に備えた防犯対策が緊急に必要になる場合があります。
そんな時、電源や通信の確保が条件とはいえ人気の高まっているIoT防犯機器は、短時間で設置できて簡単に使える防犯対機器です。
一時的に無人になる家や商店など、取り敢えずの防犯対策としても活用が期待されます。

IoT防犯機器のセキュリティしかし、市場に出回る様々なIoT防犯機器には、実は根本的な問題があるという調査結果が出ているようです。
先月出された以下の記事では、サイバーITLという非営利のセキュリティ研究所によるレポートを紹介しています。

IoT vendors ignore basic security best practices, CITL research finds
https://www.csoonline.com/article/3436877/iot-vendors-ignore-basic-security-best-practices-citl-research-finds.html

この記事には、IoT防犯機器のファームウェアの開発に関して、少々専門的な解説があります。
要は、業者がIoTファームウェアを開発する際に、デバイスのセキュリティを向上するための簡単な方法があるのにそれを怠っている、という内容です。
ただしそうなった事情は、何らかの理由がある意図的なものではなく、ただ単に誰も気にしていないからだ、と説明されています。
「誰かがその様な安全機能を除外する、と意識的に決定を下したわけではない」と書かれていますが、これを幸いと言うのかは微妙なところです。

IoT防犯機器が急速に普及してきた背景には、誰もが自由にIoT防犯機器を開発して市場に参入することができる、という現状があります。
セキュリティ強度に関する規制があるわけではないのですから、当然の成り行きでしょう。
この状況は改善してもらわなけばならないと思うのですが、やはり一朝一夕にはいきそうにはありません。
ここでは、IoT防犯機器を大量に購入する大企業や政府などの大口顧客が、開発業者側に対してIoTファームウェアの安全性チェックを要求すれば、開発業者の慣習に影響を与える可能性がある、と述べられています。

更に「IoTファームウェアセキュリティの落とし穴」として、思わず脱力しそうな内容もありました。
それは、IoTファームウェアの分野では、他の誰かが既にセキュリティチェックをしたものだという想定の下、ソースコードの再利用をしているらしい、というものです。
また、別々の開発業者の多くが同じプラットフォームを使用してIoTプラットフォームを構築している、ということも明らかになっています。

一般のユーザー同様私たち防犯対策業者も、IoT防犯機器のファームウェアの安全性を精査することはできません。
開発業者側に対して、私たちがIoTファームウェアのセキュリティについても関心を持っているのだということを知らしめることが、IoT防犯機器の安全性を高めるための鍵のようです。
 



 

 

職人集団・キープランナーは、防犯設備士によるプランニングから電気工事まで、防犯・セキュリティーに関する作業をトータルで行っています。
あちらこちらに分散した作業で発生するミスや時間の無駄でお困りの、マンション管理会社や組合、オフィスの内装関連業務の方々からのご相談をお待ちしています。

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セキュリティ   2019/10/31   キープランナー 代表

10th Anniversary - キープランナー株式会社 設立10周年

キープランナー株式会社は、設立10周年を迎えることができました。
お世話になった皆様方に心から感謝致します。

人々が平和に暮らせる安全な世界を目指す私たちには、依然として難題が山積です。
しかし、あきらめるわけにはいきません。
何の心配もなく暮らせる安全な社会など絵空事、この世の中から犯罪や災害を無くすことは決してできない・・・。
そんな悲観論や無気力が、私たちの子供たちが暮らす未来の不安な日常につながってしまうことを、全力で阻止しなければなりません。

安全な社会の実現に向けて、私たちは挑戦し続けます。
私たちの微力が更に大きな力となるように、より一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

 



 

 

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ご挨拶   2019/10/15   キープランナー 代表

要注意なDIY防犯機器の設置 - 盗難のターゲットになるセキュリティ対策

サッカー日本代表のホームでのモンゴル戦は、選手が怪我を負う結果になったのが残念でしたが、バレーボールの男子日本代表は、ロシア代表相手に立派に健闘していました。
予想されているスーパー台風による被害が心配ですが、決戦になるラグビーW杯スコットランド戦が待ち遠しくなっています。
私たちの地元横浜では、既にイングランド対フランス戦の中止が決定するという残念な影響を受けています。
素早く通り過ぎてくれることを願うばかりです。

ホームモニタータイプのカメラ付きドアベルで防犯対策は万全?ラグビー観戦に大勢の外国人が来日していますが、ネット上では、日本の治安の良さに関心する人々のコメントなども見受けられます。
それでもこれが日常の私たちからすると、段々と社会の安全が失われて行くのが分かります。
結果、私たち鍵屋が鍵以外にも様々な防犯対策を講じなければならない今日となっています。
それは、訪日観光客が滞在する宿泊施設でも、オフィスや一般住宅でも同様です。

一般家庭向けの防犯対策として、私たちは以前からアイホンのようなホームモニター製品を勧めていますが、その理由の一つに防犯カメラよりも手軽に活用できる、という利点があります。
欧米でもその点は同様で、ドアベルカメラと呼ばれるホームモニター型の防犯機器が人気のようです。
人件費の高い欧米では、価格も手頃でDIYで取り付け簡単という売りが好評なのだと思います。
取り付けてみたところ、自宅の玄関先で起きている様々な不穏な動きを知り、驚くユーザーが増えているようです。
カメラが捉えた悪事をはたらく者たちへの手がかりを求めて、ネット上に公開されたビデオも数多く存在します。

以下は、そんなDIYのカメラ搭載ドアベルや防犯カメラに関する最近のカナダのニュースビデオです。

Homeowners installing cameras to catch thieves and vandals
https://youtu.be/hGT6-BQfqWE

この放送の内容に関する記事も以下にあります。

https://www.cbc.ca/news/canada/saskatchewan/home-surveillance-cameras-1.5310108

ビデオで紹介されている通り、手軽に設置できるホームモニター型のカメラが映し出す不審者たちの存在を知ることは、防犯のために確実に役に立つものです。
カメラ付きのドアベルに限らずDIYで家庭に防犯カメラを設置する場合も、防犯のためには良いことずくめな気がします。
しかしここでは、見落とされがちな2つの注意点を取り上げています。

ビデオの中ほどに登場する地元警察の担当者は、とても重要な指摘をしています。
それは、犯罪行為をビデオで撮影できたとしても、犯罪者を特定し探し出す必要があることに変わりは無い、ということです。
犯罪者の逮捕につながる捜査のための重要な手がかりとして、どこの誰だか分からない人物を特定するための映像は、それなりの高クオリティが求められる、と述べています。

ネット上では、色々な種類のカメラ搭載ドアベルが販売されています。
当然のことながら廉価版の製品では、高画質のビデオ映像は期待できません。
せっかく犯行現場の一部始終を撮影できたとしても、犯人を捕まえるための決め手にならない可能性があります。

防犯カメラがあることで犯罪抑止になるからいいじゃないか、という考え方も確かにあります。
しかし、犯罪者もカメラの存在を知っているということは、その邪魔なカメラの存在を消せばいいだけじゃないか、ということになります。
ビデオでは、防犯カメラの撮影を妨害する犯罪者が映し出されています。
それどころか、ドアベルカメラを取り外そうとする輩も登場します。
防犯機器自体が盗難の対象になり得るわけです。

実際に防犯カメラの盗難現場をドアベル型のカメラが捉えていたという最新ニュース映像が登場したので、以下に追加します。
ちなみに盗まれた防犯カメラは、5万円弱ほどのものだということです。

‘Camera gone’: Langley home security camera catches its own theft
https://globalnews.ca/news/6023335/langley-camera-catches-theft/

ホームモニターや防犯カメラを設置する際には、映像の品質や設置場所が重要だという事がよく分かると思います。
私たち防犯対策の専門家にとっては当然のことも、DIYセキュリティの盲点にならなければ良いが・・・と気になるニュース映像でした。

 



 

 

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セキュリティ   2019/10/11   キープランナー 代表
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