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鍵屋のブログ

海外の最新セキュリティ関連情報を中心に、趣味のスポーツの話題なども取り入れて、皆さんのお役に立つような情報をお届けしたいと思っています。

2021年のセキュリティ - ベストな防犯機器製品は?

2021年最後の日になりました。
新型コロナウィルスの変異種の脅威に直面しつつ年末を迎えることになるとは想定外でした。
しかし、こんな一年も一年です。
振り返ってみれば、役に立つことがあるかもしれません。
インターロック
早速、毎年恒例の今年の防犯対策新製品のトップ20が掲載された以下の記事を見てみることにします。

Best of 2021: 2021’s Top Products
https://www.locksmithledger.com/home/article/21244218/best-of-2021-2021s-top-products

新製品ランキングの前には、部門別に今年のベスト製品がリストアップされています。
アクセスコントロール部門、メカニカルロック部門、鍵・ツール・機器部門と、それぞれのカテゴリー別で、リンク先のページに今年もっとも優れていたとされる製品が取り上げられています。

このカテゴリー分けでも分かる通り、IT技術やスマートフォンが進化したからと言って、私たち鍵屋の仕事全てが電気化やネットワーク化に基づいている、というわけではありません。
鍵屋と言えば一般の人々が思い浮かべる、いわゆる「普通の鍵」は健在です。
その証拠にメカニカルロック部門の記事には、「最新の業界レポートによると、回答者の87.2%が機械式のドア錠を在庫・販売していると答えており、次点の電気錠よりも43%近く多い」というデータが紹介されています。

とは言え、この新型コロナウィルス騒動を引き金とした非接触型防犯機器に対する需要に拍車がかかり、防犯機器全般が益々電子化されているのは間違いありません。
具体的にどんな製品がどう優れているのかといった解説を読むと、これからの防犯対策機器のトレンドが見えてくる気がします。

希望に満ちた年明けを望む雰囲気ではないかもしれませんが、泣いても笑ってもあと数時間で新しい年になります。
パンデミックの終息と皆さまの安全を願いつつ、 これにて年末のご挨拶とさせていただきます。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。

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2021/12/31        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , スマートフォン , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

ITセキュリティ対策は他人事? - サイバー攻撃の実態

新型コロナウィルスの感染拡大は収束傾向か?と思う間もなく、またもや新たな変異種が見つかったようです。
正直うんざりな気分ですが、私たちにできることは限られています。
師走も近づく中、とにかく気を緩めずに日々の防犯対策作業を行っています。

この新型コロナウィルス騒動で、医療機関の重要性が再認識されています。
以前から時々触れていますが、私たちは、病院のような施設に対しても物理的な防犯対策作業を行っています。
病歴などの重要な個人情報の取扱いに加えて、外部からの脅威に対応するため、防犯カメラや入退室管理システムの導入と連動する電気錠の設置など、私たちの作業としてはお馴染みの物理的セキュリティ対策が主な項目です。

サイバー攻撃に対応するセキュリティ対策しかし、このところ日本国内の医療機関でも、以下の毎日新聞の記事にあるような深刻なITセキュリティ関連の事件が発生していることが明らかになり、私たち物理的セキュリティの専門家にとっても心配な状況です。

サイバー攻撃「もはや災害」 地域の中核病院、長期化に頭抱え
https://mainichi.jp/articles/20211112/k00/00m/040/128000c

今年も何度か報道されていますが、海外では既に多くの同様のサイバー攻撃が発覚しています。
ネットワークで世界中とつながる日本の私たちにとっても、サイバー犯罪は対岸の火事ではありません。
そして、日本の病院にも到達したランサムウェアが、今のところ今年最大のサイバーセキュリティ脅威だと述べられているのが以下の記事です。

Report: Ransomware Biggest Cybersecurity Threat So Far in 2021
https://securitytoday.com/articles/2021/10/04/report-ransomware-biggest-cybersecurity-threat-so-far-in-2021.aspx

毎日新聞の記事のタイトル通り、ランサムウェアによる攻撃は、もはや災害の域にあるのかもしれません。
多くの企業や店舗経営者は、病院が標的になるようなサイバー攻撃は、自分たちのような小さな組織には関係ないと考えがちです。
しかし以下の記事では、小売業やレストラン、ホスピタリティ関連企業の31%がデータ侵害を経験している、というコーネル大学の調査が紹介されています。

Research: 31 Percent of Retail, Restaurant and Hospitality Companies Have Experienced Data Breach
https://securitytoday.com/Articles/2021/11/15/Retail-Data-BReach.aspx

サイバーセキュリティ対策は、ランサムウェア以外の攻撃に対しても必要です。
それは、防犯カメラの設置やシリンダー錠から電気錠への交換など、物理的セキュリティ対策が様々な犯罪に対して、それぞれに対応した防犯機器を必要とするのと同じことです。
営業中の万引き犯には万全のセキュリティ対策済みだが、閉店後の侵入窃盗への防犯対策は皆無という店舗など存在するとは思えません。
物理的セキュリティ対策同様、サイバーセキュリティも多種多様な犯罪を念頭に対策することが求められています。

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2021/11/30        キープランナー 代表   |    タグ:災害 , サイバーセキュリティ , セキュリティ

防犯機器も適材適所 - アクセスコントロールと鍵

コロナ後を目指して、世界が再び動き始めています。
不安要素が完全消滅したわけではないけれど、いつまでも歩みを止めたままではいられないのが実情です。
私たち鍵屋も、パンデミック以前の生活の復活に向けて少しづつ活動を続けています。

鍵とアクセスコントロール振り返ってみれば、日常生活の小さなことや働き方など様々な変化がありました。
変化に対応するためにも、改めてセキュリティ対策を見直してみるのも良い機会だと思います。

この新型コロナウィルス騒動の最中、私たちが特に活用をお勧めしていたのは、非接触型のアクセスコントロールシステムです。
しかし、そもそもの話として従来からの物理的な鍵を使った出入口と、私たちがお勧めしているアクセスコントロールは、いったい何がどう違うのか?
そんな基本的なところから見直してみてはどうか、という事で参考になるのが以下の記事です。

Access control vs. traditional locks: which is better & how?
https://www.sourcesecurity.com/insights/access-control-traditional-locks-co-6184-ga.1633620003.html

アクセスコントロールと従来からの鍵はどちらがどのように優れているのか?というタイトルですが、それを知るためには、まず双方の機能を理解する必要がある、と述べられています。
そしてこの記事を読めば、電気錠が今までの鍵より優れている点や、アクセスコントロールシステムと新しい施錠メカニズムの違い、そして生体認証技術が最も優れたアクセスコントロールシステムであることが分かるはずだ、と書かれています。

実際のところセキュリティの専門家であっても、何が一番優れているかは見解の相違があると思います。
しかし、一般の利用者でも、ここに書かれているような基本的な機能や仕組みを理解して損はありません。
例えば、従来型の物理的な鍵を使ったいわゆる機械式ロックは、手頃な値段だというのが唯一の利点なので、高度なセキュリティを必要とされない場合には役に立つ、という説明があります。
ここに解説されている鍵とシリンダー錠のような仕組みが分かっていれば、その理由も納得いくものになるはずです。

同様に、最近私たちの取扱いの主流となっている最新の電気錠や入退室管理システムについても、その機能や仕組みの説明があります。
新世代の電気錠とはどういったものか、そしてアクセスコントロールとは何なのかといった基礎的な情報が、簡潔にまとめられています。
これらを踏まえれば、生体認証の利点は、非接触で新型コロナウィルス感染防止対策になるというだけでは無い、ということも理解し易くなると思います。

設置が簡単でコストも抑えることができる最新のセキュリティ機器は何なのか?
なぜその防犯システムがその場所には最適なのか?
現状のセキュリティシステムを何が何でも新しくする必要は無い、という結論に至る可能性もあります。
是非、納得した上でのセキュリティ機器の導入を検討してみて下さい。

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2021/10/31        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

コロナ後を見据えるセキュリティ(3)- 非接触+パスワード不要

新型コロナウィルス感染拡大防止のための緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が、今月で解除されるという発表がありました。
以前の生活が戻ることは大歓迎ですが、日本よりも事態が先行している欧米の状況を聞き及ぶにつけ、引き続きリバウンドを避ける努力が必要なようです。

同じく政府関連の報道で最近目に留まったのが、サイバーセキュリティ戦略本部の会合で「次期サイバーセキュリティ戦略」案を決定したというものです。
重要なインフラへの攻撃など、今後3年間、国家レベルの脅威に対抗するための指針となる資料は、内閣サイバーセキュリティ センター(NISC)サイトにある以下のPDF書類で読むことができます。

次期サイバーセキュリティ戦略(案)
https://www.nisc.go.jp/conference/cs/dai31/pdf/31shiryou01.pdf

私たちのような中小企業に対しては、デジタルトランスフォーメーション(DX)と共にサイバーセキュリティも推進する旨が記載されています。
これは、私たち物理的セキュリティの専門業者から見ても、なかなか難しい部分だと思います。

(TBS)タッチレス・バイオメトリック・システムが標準になる時代最近目にした「パンデミック収束後もバイオメトリクス認証が活躍し続ける」という以下の記事では、サイバーセキュリティも生体認証が選ばれる理由の一つに含まれています。

Biometrics are here to stay long after the pandemic
https://www.securityinfowatch.com/access-identity/biometrics/article/21239441/biometrics-are-here-to-stay-long-after-the-pandemic

この記事では、タッチレステクノロジーは新型コロナウィルス感染の流行から発生したトレンドで、そのタッチレス認証方式として最善なのが生体認証なのだ、という意見が述べられています。

まず最初に、生体認証技術はボタンを押したり何かに触ったりしなくても、顔や声、虹彩から個人を瞬時に認証することができるので、許可された人が迅速に通過でき、複数の人々が共有する接触部分を減らしたり無くすこともできる、という利点があげられています。

この部分は、前回注目した東京オリンピック・パラリンピックにバイオメトリクスが採用された理由に重なります。
大勢の人々が短時間に非接触で認証できるアクセスコントロールに生体認証が最適だという点は、誰もが納得できる部分でしょう。

そして、世界的に多発しているデータ侵害や個人情報の盗難など、パスワードベースの認証方法で発生する被害を防ぐ事もできる、という利点があげられています。
パスワードを盗むことや推測することに長けたハッカーや詐欺師に対しては、パスワードのように自分が知っていることや、キーカードのように自分が所持している物とは違い、自分の身体的特徴を使うバイオメトリクスは、現在使用されている従来の方法よりもはるかに優れたセキュリティメカニズムとして機能する、ということのようです。

この辺りについては、専門家の中でも様々な意見がある部分だと思います。
記事内では一般的な生体認証システムの仕組みについても触れられており、セキュリティ上問題が無いようになっている、と説明されています。

更には、空港、入国審査、大規模イベント、オフィスのフロントデスク、医療機関など、今後生体認証システムが活用されると思われる場面も例として取り上げています。
その活躍が予測されるのは、非接触で高速処理と厳格なセキュリティが求められる一部の限られた現場ではないようです。

生体認証方式は、既に様々な防犯機器メーカーの非接触型入退室管理システムに採用されており、鍵屋の私たちにも珍しいものではありません。
苦戦が予想される日本のサイバーセキュリティの推進にも、バイオメトリクスが一役買うことができるのか?
その行く末に興味を持ちつつ、防犯対策作業に勤しむことにします。

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2021/09/30        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , サイバーセキュリティ , スマートフォン , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

コロナ時代のセキュリティ(8) - オリ・パラの守り方

オリンピックが無事終了しました。
私たち鍵屋には、緊急事態宣言下といっても中断できない防犯対策作業があります。
残念ながら自宅で観戦三昧とはいかなかったのですが、それは私たちに限ったことではありません。
首都高も1,000円増しで交通量を減らす目論みだったようですが、仕事の車両は関係ないので、オリンピック期間中もいつも通りの渋滞ぶりでした。

そして先週、パラリンピックが開幕しました。
厳しい残暑の中、活躍を続けるパラリンピアンたちには驚かされるばかりです。
セキュリティ業界では、煩雑な鍵が不要なタッチレスの電気錠など、障がいのある人にとっても日常生活の助けになるような、便利な防犯対策機器が開発されています。
しかし、超人的なパラリンピックの選手たちを見ると、そういった最新の防犯機器は、むしろ老化や日頃の不摂生が積もり積もった五体満足なはずの私たちこそ必要なようです。
色々な意味で貴重な大会なので、つくづく無観客開催が残念でなりません。

顔認証システム搭載の非接触型防犯機器ところで、一般の観客無しで関係者も制限されたとはいえ、オリンピックもパラリンピックもセキュリティが不要になったわけではありません。
先日のデジタル改革相による不穏な発言のおかげで、NEC社が今回の大会のセキュリティシステムを担っている事が、世間一般にも広く認知されたと思います。
数年前ですが、東京2020オリンピックには、NECが開発した非接触の顔認証システムが導入されるということが発表されています。
以下がその概要です。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にNECの顔認証システムを納入
https://jpn.nec.com/ad/2020/op/face-recognition/

期せずして新型コロナウィルス感染防止に一役買っている非接触型防犯機器ですが、この顔認証システムは、実際どのように使われているのでしょうか?
今までのオリンピックのように会場の様子を詳しく報道されることもなく、使われている防犯対策機器などは、テレビ画面の片隅で目にする機会もありません。
選手村の食堂や部屋の窓から見える夜景とは違い、セキュリティチェックの様子が選手たちのSNSにアップされることもありません。

何かと変更された予定が多いはずなのが、今回のオリンピック・パラリンピックです。
こういったセキュリティシステムが本当に稼働しているのかどうか、気になる人もいると思います。
そこで、東京2020オリンピック・パラリンピックの公式文書を見てみることにしました。

オリンピックの公式ライブラリー内には、まだ東京オリンピック関連の文書が掲載されていないようですが、ドイツの障がい者スポーツ協会(DBS)のサイトに以下の公式資料がありました。

Athletes and Team Officials Guide(リンクがいつまでアクセス可能かは不明です。)

このガイドの13ページには、IDカードの使用に関する説明があります。
そして53ページには、そのIDカードと顔認証システムを使ったアクセスポイントでのセキュリティチェックの説明があります。
その中には、IDカードに搭載されているICチップを読み取り、データベースに登録されている情報から顔認証をする、という仕組みも解説されています。

この文書から、今回のオリンピック・パラリンピックでは、当初の予定通りカードと顔認証の二重のチェックでアクセスコントロールを行っているらしいことが分かります。
処理スピードをアップするための導入は、参加人数の制限によって期待されたほどの効果ではなかったかもしれません。
しかし、人と人との接触を減らすという意味では、非接触で高速なセキュリティチェックは、有効な新型コロナウィルス感染防止対策になっているのかもしれません。

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2021/08/31        キープランナー 代表   |    タグ:入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

コロナ後を見据えるセキュリティ(2)- 上空からの危機

専門家の予測通り、新型コロナウィルスの感染者数が増加しつつあります。
私たちの地元神奈川県も、再び緊急事態宣言が発令されそうな気配です。
そんな中で行われている東京2020オリンピックですが、始まったからには、日本人選手を応援しないわけにはいきません。
彼等全員が、最後まで無事に全力で戦えることを祈るばかりです。

対ドローンセキュリティさて、何かと話題の尽きないオリンピックの開会式ですが、ドローンによる演出は、おおむね高評価だったようです。
経済ニュースなどによれば、ドローンの活用は各方面で注目されているようです。

以下のセキュリティ関連記事にも、活発化するドローンの利用例があげられています。
そして、それに対するセキュリティ対策強化の必要性についても述べられています。

Post-COVID drone activity urges need for smart airspace security programmes
https://www.ifsecglobal.com/borders-infrastructure/post-covid-drone-activity-urges-need-for-smart-airspace-security-programmes/

私たち鍵屋のような防犯対策業者には、今のところ上空のセキュリティ対策は無縁に見えます。
しかしかつては、サイバーセキュリティも鍵屋には無縁の防犯対策でした。

この新型コロナウィルス騒動の収束後の世界では、様々な変化が予想されています。
セキュリティ業界も例外ではありません。
人間が物理的に関与しない、接触の必要がないセキュリティ対策として、私たち鍵屋も更なるハイテク化への対応が求められて行くことでしょう。

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2021/07/31        キープランナー 代表   |    タグ:セキュリティ

指紋が語る真実 - 防犯機器にも影響か?

東京オリンピックの開幕が近づいています。
損害を被るだけのイベントにならないためには、ワクチン接種など新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐための手を尽くすしかありません。
私たちも、何とか少しでもプラスの効果を得ることができるように、各所のセキュリティ対策業務に励んでいます。
今更開催の是非を云々するよりも、前向きに考える方が建設的です。

特に明るい話題というわけではないのですが、BBCのオリンピック番組の面白いプロモーション動画を目にしました。
BBCの公式Youtubeで見ることができます。

Tokyo 2020 Olympics Trailer
https://youtu.be/Qrym1Lk3c1Q

イギリス人には、東京のイメージはこういった感じなのでしょうか?
ありがちなハリウッド的な大間違いも無く、意外と良く出来ていて感心します。
忍者も芸者も寿司も相撲も登場しない、私たちの知っている普通の日本がやっと認識された感があります。
せっかく開催されるのですから、こんな小さな前進もポジティブに受け入れてみています。

指紋が持つ情報さて、本業のセキュリティの話題です。
今回は少し新型コロナウィルスから離れて、以下の近未来SF的な話題の記事を見てみました。

New Fingerprint Technology Can Detect Cocaine Use
https://securitytoday.com/articles/2021/05/25/new-fingerprint-technology-can-detect-cocaine-use.aspx

私たちが取り扱う防犯機器にも採用される指紋認証システムは、このところの非接触型防犯機器の人気で少し影が薄くなった感がありますが、バイオメトリクス(生体情報)を活用するアクセスコントロールシステムの主流の一つです。
スマホで使われているように小型で低コストが売りのシステムですが、私たちが防犯対策として導入する際には、二重のセキュリティとしてパスワードなどと併用されることもあります。

記事によると、指紋の画像分析技術によって、コカインを触っただけの人の指紋と摂取した人の指紋の違いが分かる、という研究結果が出たそうです。
この研究では、高解像度の指紋から質量分析を行いコカインとその代謝物を検出しているようですが、当然、他の物質も検出することができるのでしょう。

確かに、犯罪捜査には大きく貢献しそうな技術です。
しかし、セキュリティ機器の機能としては、またしてもプライバシー侵害や個人情報の扱い方が問われる部分になりそうな技術でもあります。
新しい技術の登場は、防犯対策の世界にも期待と不安の両方をもたらしています。

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2021/06/30        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , スマートフォン , 入退室管理 , アクセスコントロール , セキュリティ

コロナ時代のセキュリティ(7) - 防犯対策再検討の時

このところ、ランサムウェア攻撃による様々な企業の被害が報道されています。
アメリカのコロニアル・パイプライン社に対するサイバー攻撃が大きな問題になったすぐ後には、東芝子会社の被害がニュースになっていました。
ランサムウェア攻撃以外にも、以下のような心配な記事も目にしました。

原子力規制委にサイバー攻撃、パスワード250件被害(朝日新聞 2021年5月20日)
https://www.asahi.com/articles/ASP5N5JR0P5NULBJ012.html

海外の出来事や個々の企業の被害は、私たちの日常生活にそれほど関係があるようは見えないかもしれません。
しかし、コロナ時代で広がった在宅ワークへの流れは、確実にサイバー上のセキュリティ問題を深刻化し、私たちの社会にも脅威をもたらすものになりつつあります。

セキュリティ対策・再検討の時以前から指摘されていた問題ですが、以下のNHKサイトの記事は、具体的にどういった状況でどのような犯行のターゲットになってしまうのかが分かりやすく書かれています。

リモート接続ねらうサイバー攻撃が急増 テレワーク増加で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201112/k10012708711000.html

狙われる リモート社会
https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/kishanote/kishanote5/

勿論、この危険な状況は日本に限ったことではなく、世界的な傾向としてセキュリティの専門家たちが警鐘を鳴らしています。
イギリス国内のデータを元に書かれた以下の記事がその一例です。

Working from home: new insider risk?
https://citysecuritymagazine.com/risk-management/working-from-home-new-insider-risk/

被雇用成人の約50%が在宅勤務だという英国国家統計局のデータは、東京都内在勤ではない大部分の日本人にとって無縁のものに思えます。
しかし実は、2012年以降リモートワークへの要求は増加していて、この新型コロナウィルス騒動によってその流れが加速した結果の数値なのだそうです。
従来であれば雇用主には、働く時間や場所を柔軟にすることで良い人材を獲得できるというメリットと、それによって生じるセキュリティリスクについて検討する時間があったのに、今や感染症の猛威によって半ば強制的にその状態になっている、という説明があります。
この状況は、正に日本の現状にも当てはまっているのではないでしょうか。

記事の最後には、スタッフは不可欠な資産でありパンデミック時の人的リスクの管理は優先事項であるべきだ、と述べられています。
それは、私たちのような中小企業にとっても世界的な大企業にとっても同様です。
この1年以上の月日を、ただウィルスにやられて大打撃を被った歴史にするのは悔しすぎます。
この混乱状況を、セキュリティ担当とその他の部門が連携して社内のリスクを管理するためのチャンスとして利用するべきだという提案は、どんなビジネスにも有益なものだと思います。

パンデミック後には、私たちセキュリティの専門家も様々なビジネスにおいて、各部署の関係者と共にセキュリティリスクの再確認が必要になりそうです。
サイバーセキュリティと同時に、私たちの行う物理的セキュリティもその重要性が再確認されるはずです。

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2021/05/25        キープランナー 代表   |    タグ:サイバーセキュリティ , セキュリティ

防犯機器にも進化論 - シリンダー錠の行方

最大16連休が期待されていた今年のゴールデンウィークは、去年に逆戻りした感があります。
人間の事情など全く関係無いウィルスが敵である以上、活動を減らすことは理にかなった抵抗手段でしょう。
一年以上続いている医療関係者の負担に比べれば、私たちは行動を必要最小限に限定される程度で許されています。
鍵屋の私たちも、セキュリティ上必要不可欠な作業に限定しての業務継続になります。

さて、前回に続きシリンダー錠の話です。
電気錠が全世界的に普及しつつある今、なぜまだシリンダー錠なのか?
特にコロナ感染の対策が重要な時節柄、鍵を始めとした防犯機器の最大の売りは「タッチレス」のはずです。
今更シリンダー錠を新規に開発しても需要は先細りだろう、というのが一般的な見方でしょう。
使い勝手の他にも様々な事情が想定できますが、ヨーロッパでは、建物や施設の保険に関連した理由もあるようです。

シリンダー錠の進化は止まらないまたしても前回紹介したアッサアブロイ社の鍵の登場ですが、以下は先月出された記事です。

Belgian expo hall switches to key-based access control
https://www.ifsecglobal.com/access-control/belgian-expo-hall-switches-to-key-based-access-control/

ベルギーの展示場施設に新たに導入されたというのが、いわゆる「鍵」を使用する入退室管理システムです。
数百個ものドアがある広い施設で、無線によるアクセスコントロールが必要だというのなら、なぜわざわざ物理的な鍵を使うシステムを導入するのか?
他にいくらでも最新の防犯対策の選択肢があるというのに、なぜ今シリンダー錠の鍵なのか?

記事には、この施設に対する保険の要件として、デッドボルトの使用が含まれていると書かれています。
従来型のシリンダー錠からのセキュリティ強化が容易な、物理鍵を使用するこのシステムは、どうやらそういった事情で誕生したもののようです。

電子ロックと機械式の鍵が合体したようなこの仕組みは、以下の動画で分かりやすく解説されています。

How to use a Medeco CLIQ Key | Medeco Locks
https://www.youtube.com/watch?v=uSbQLqC-D8M

鍵を要するこのシステムは、ヨーロッパのビジネスを考慮した結果開発された複合的な防犯機器とも言えそうです。
とは言え、日本の私たちにも利用価値が無いわけではありません。

カードやタブやスマートフォンのような新しい鍵のスタイルが、誰にとっても使い易いとは限りません。
最新技術に抵抗があるシニア世代や障害を持つ方々の中にも、「鍵」の形がセキュリティの選択肢として必要になる場合があるでしょう。

防犯機器の世界でも進化の過程が枝分れして行き、多様性が重要になって来るのかもしれません。

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2021/04/29        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

新居の防犯対策は玄関から - シリンダー錠は死せず

新型コロナウィルスの勢いが収まらない中、今年も新年度を間近に迎えています。
今年はさすがに「引っ越し難民」という言葉は、鳴りを潜めたのでしょうか?
状況を垣間見ることができる資料がありました。

「2021年引っ越しシーズン(繁忙期)の動向予測調査」並びに「2020年新型コロナによる賃貸不動産仲介会社への影響調査」の結果を公表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000005414.html

コロナ禍とは言え、依然として年度末に転居が必須になる方々は存在します。
そして、私たちが新年度に向けて行う玄関の鍵関連の作業も、コロナ禍であっても必要とされています。

「新居の防犯対策を忘れずに!」は、今春も変わらない私たちの掛け声です。
賃貸物件では、まずは玄関の鍵が交換されているかどうかの確認から始めて下さい。

シリンダー錠は終わっていない近年、私たち鍵屋が行っている玄関の防犯対策は、電気錠の取り付けや交換が主流です。
電気錠が選択されることが増えたのは、ピッキングや鍵の複製などの犯罪により、シリンダー錠の防犯強度に疑問が生じたことも理由の一つでしょう。

しかし、シリンダー錠と鍵のセットは、既に役割を終了した過去の遺物になったわけではありません。
例えば、鍵業界シェア世界No.1のアッサアブロイ社では、以下のような鍵を作っています。

Medeco 4: A New Day in High Security
https://www.youtube.com/watch?v=BdNDhBvCjI0

可動ピンによって3Dプリンターで複製されることを防ぐ、特許申請中のシステムです。
同様の機能は、アッサアブロイ傘下のMul-T-Lock社によるインタラクティブ・ピンを使った鍵にもありましたが、やはり複製やピッキング対策として開発されたものでした。

日本ではアッサアブロイ社の知名度は高くないのですが、偶然にも先週放送されたTV番組「Youは何しに日本へ?」の成田空港インタビューのコーナーに、フィンランド出身の日本法人の方が登場したのを目にしました。
「世界最強の鍵」ということで、こういったタイプの鍵を紹介していましたが、上の動画の方が新しいタイプでしょう。

コロナの時代に新たに登場する優れたセキュリティ機器があります。
しかし、一見古い防犯対策に見えるシリンダー錠も進化を続けています。
電気錠ではない新居の鍵も、最先端のセキュリティを備えているかもしれません。

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2021/03/23        キープランナー 代表   |    タグ:ロック , , セキュリティ