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鍵屋のブログ

無効化された防犯対策 - ⾼機能防犯機器が無⼒になる時

今年もあっという間に12月になりました。
私たちも師走の空の下、師でもないのに走るかのように高速で年末に向かっています。
そしてこの慌ただしい日々の中、またしても私たちの地元で唖然とするような事件が発覚しました。
データ流出を防ぐための物理的防犯対策 以下が神奈川県庁による発表です。

リース契約満了により返却したハードディスクの盗難について
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/fz7/prs/r0273317.html

その後の報道などから、その被害の範囲は、もはや神奈川県内だけの話ではなくなっていることが分かりつつあります。
そしてこの事件の容疑者は、入社した2016年から4年近くの間、毎日のように様々な機器を盗むことができたという事のようです。
さぞかしずさんな防犯意識の会社なのだろう、いや、そもそも防犯対策などしていなかったのではないか?と思うのが普通でしょう。
しかし、以下のプレスリリースから、むしろ高機能の防犯機器を導入していたことが分かります。

【記者会見資料2】再発防止対策について
https://www.broadlink.co.jp/info/pdf/20191209-03-press-release.pdf

最初のページにある「現状のセキュリティ体制について」という項目には、エリア毎に生体認証機能搭載の電気錠が設置され、カードキーや指紋によるアクセスコントロールがなされていたことなどが説明されています。
そしてそれは、電気錠と連動する入退室管理システムにより、誰がいつどこに出入したのかの記録も残るようになっています。
更には、重要なエリアが監視できるセキュリティカメラも設置されています。

防犯など考えてもいないどころではありません。
この資料によれば、社内にはしっかりとセキュリティ対策がなされているのです。
それでもなお、犯行を防ぐことができなかったわけです。

これをサイバーセキュリティ問題とするには余りにも単純な手口ですが、データという観点からみれば立派にITの範囲でしょう。
そして、情報セキュリティ問題として深刻なデータ流出が、私たちが行っているような物理的防犯対策をすり抜けて起きてしまっています。
防犯対策は、防犯機器を設置さえすればもう万全、というわけにはいかないのです。

人を見たら泥棒と思え!と言うのは悲しすぎます。
しかし、金庫に鍵をかけても、泥棒にその鍵を渡してしまえば意味がありません。
設置した防犯機器を正しく活用しなければ、防犯対策は有効にはなりません。

2019/12/12        キープランナー 代表   |    タグ:入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ , 防犯カメラ , , ロック

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