世界的なパンデミックの終息が見えないまま、新年を目前にしています。
去年の今頃は、一年後のこんな年の瀬を想像することなど微塵もなく、新しい年を間近に控えて明るい気分でした。
安全な生活を保つための仕事をしている私たちでも、この変わり果てた現実に戸惑うばかりです。
とはいえ世の中には、新型コロナウィルス感染以外の安全上の問題が存在することに変わりはありません。
私たちの防犯対策業務も、次を見据えつつ続いています。
年末恒例のセキュリティ業界の未来予想記事が登場していますので、今年も目を通してみることにします。
5 access control trends for 2021
https://www.ifsecglobal.com/access-control/5-access-control-trends-for-2021/
物理的セキュリティ対策の専門家である私たち鍵屋が本業とするところの、出入口のセキュリティ対策と言えば、アクセスコントロールです。
そして、必要とされる入退室管理システムの開発にも、新型コロナウィルスが大きく影響していくことが予想されています。
この記事の中でピックアップされている5つのトレンド予想は、以下のような項目になります。
1. モバイル化
2. 複数認証システム
3. 生体認証
4. クラウド/サブスクリプションベース・モデル
5. 衛生と物理的な分離
おまけとしては、ウェアラブルと埋め込み型の予想もあげられています。
ここで注目されている防犯対策の中でも、新型コロナウィルスの流行が直接影響しているという記述があるのは、モバイル化、生体認証、衛生/物理的分離の項目です。
物理的なセキュリティ対策がITと一体となってシステム化されていく姿が、はっきりと見えてきています。
そしてそのキーワードは、「タッチレス」であることも良く分かります。
2020年の終わりも近づいてきましたので、終わらぬコロナ時代への新な対策を探りつつ、これにて年末のご挨拶とさせていただきます。
未曾有の事態にもかかわらず、今年も変わらぬご愛顧にあずかり、ありがとうございました。
皆さま、どうか安全で健康なお年をお迎えください。