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鍵屋のブログ

厳格なセキュリティの落とし穴 - 無力化される防犯機器

一向に収束しない新型コロナウィルスのパンデミックの影響で、様々なイベントの予定が変更され続けています。
特別なものではなく日常生活の中でも、中止や延期を余儀なくされて見通しもたたない事案が数知れずの状況です。
しかし、私たちの物理的セキュリティ対策関連作業は、止めるわけにはいきません。
引き続き防犯対策に勤しむ毎日が続いています。
そんな中、先月明らかにされた、昨年9月に柏崎刈羽原発で起きていたという以下の事件には驚かされました。

他人IDで原発制御室へ不正入室( 新潟日報 2021/1/23)
https://www.niigata-nippo.co.jp/world/national/20210123594705.html

IDカードについては、実は福島第二原発でも紛失事故が発生していたことが、以下の記事でも明らかにされています。

侵入者検知機器損傷・IDカード紛失…東電、核物質防護上の問題発覚と発表(読売新聞オンライン 2021/2/19)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210219-OYT1T50133/

原発施設にはハイレベル・セキュリティが必須本来、トップレベルでセキュリティが高くなくてはいけない施設で、信じがたいずさんな管理が露呈してしまったわけです。
鍵屋でなくても驚いたはずです。

原発の様な高強度なセキュリティが必須の施設には、例えば顔認証と生体認証、カードと生体認証、といった二重アクセスを用いて通常より高いセキュリティシステムを導入するべきだ・・・と思っていたら、更に明らかにされた事実に再び唖然とさせられました。

「とんでもない」東電、規制庁に批判 原発不正入室問題(朝日新聞デジタル 2021/2/9)
https://www.asahi.com/articles/ASP287607P28UOHB00V.html

防犯対策を二重にしようが三重にしようが、それを利用する側によって故意に無効にされてしまえば、全く意味がありません。
人間によるセキュリティ対策の無力化は、私たち防犯対策の専門の間でも、しばしば困った難題として取り上げられます。

こういった重要施設に関わらず、オフィスや店舗のような一般的な建物でも同様です。
厳重なセキュリティロックが設置されたドアを開けたままにして使っていて、結局全くセキュリティが無い状態になっている建物などがその例です。
防犯機器がしっかり作動していても、その警告を無視されてしまえば防犯のしようがありません。

大音量で鳴る火災報知器を止めて何事もなかったことにすれば、火事が燃え広がってしまいます。
原発のような施設では、何かが起きてからでは取り返しのつかない物を扱っている事を強く認識して、導入されているセキュリティシステムの運用を適切に行って欲しいものです。

2021/02/22        キープランナー 代表   |    タグ:防犯カメラ , 入退室管理 , アクセスコントロール , 電気錠 , セキュリティ

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