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鍵屋のブログ

コロナ時代のセキュリティ(7) - 防犯対策再検討の時

このところ、ランサムウェア攻撃による様々な企業の被害が報道されています。
アメリカのコロニアル・パイプライン社に対するサイバー攻撃が大きな問題になったすぐ後には、東芝子会社の被害がニュースになっていました。
ランサムウェア攻撃以外にも、以下のような心配な記事も目にしました。

原子力規制委にサイバー攻撃、パスワード250件被害(朝日新聞 2021年5月20日)
https://www.asahi.com/articles/ASP5N5JR0P5NULBJ012.html

海外の出来事や個々の企業の被害は、私たちの日常生活にそれほど関係があるようは見えないかもしれません。
しかし、コロナ時代で広がった在宅ワークへの流れは、確実にサイバー上のセキュリティ問題を深刻化し、私たちの社会にも脅威をもたらすものになりつつあります。

セキュリティ対策・再検討の時以前から指摘されていた問題ですが、以下のNHKサイトの記事は、具体的にどういった状況でどのような犯行のターゲットになってしまうのかが分かりやすく書かれています。

リモート接続ねらうサイバー攻撃が急増 テレワーク増加で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201112/k10012708711000.html

狙われる リモート社会
https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/kishanote/kishanote5/

勿論、この危険な状況は日本に限ったことではなく、世界的な傾向としてセキュリティの専門家たちが警鐘を鳴らしています。
イギリス国内のデータを元に書かれた以下の記事がその一例です。

Working from home: new insider risk?
https://citysecuritymagazine.com/risk-management/working-from-home-new-insider-risk/

被雇用成人の約50%が在宅勤務だという英国国家統計局のデータは、東京都内在勤ではない大部分の日本人にとって無縁のものに思えます。
しかし実は、2012年以降リモートワークへの要求は増加していて、この新型コロナウィルス騒動によってその流れが加速した結果の数値なのだそうです。
従来であれば雇用主には、働く時間や場所を柔軟にすることで良い人材を獲得できるというメリットと、それによって生じるセキュリティリスクについて検討する時間があったのに、今や感染症の猛威によって半ば強制的にその状態になっている、という説明があります。
この状況は、正に日本の現状にも当てはまっているのではないでしょうか。

記事の最後には、スタッフは不可欠な資産でありパンデミック時の人的リスクの管理は優先事項であるべきだ、と述べられています。
それは、私たちのような中小企業にとっても世界的な大企業にとっても同様です。
この1年以上の月日を、ただウィルスにやられて大打撃を被った歴史にするのは悔しすぎます。
この混乱状況を、セキュリティ担当とその他の部門が連携して社内のリスクを管理するためのチャンスとして利用するべきだという提案は、どんなビジネスにも有益なものだと思います。

パンデミック後には、私たちセキュリティの専門家も様々なビジネスにおいて、各部署の関係者と共にセキュリティリスクの再確認が必要になりそうです。
サイバーセキュリティと同時に、私たちの行う物理的セキュリティもその重要性が再確認されるはずです。

2021/05/25        キープランナー 代表   |    タグ:サイバーセキュリティ , セキュリティ

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