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鍵屋のブログ

子供たちを危険から守る! - 学校の防犯対策

アメリカで繰り返される銃による悲劇の報道には、私たち日本人も十分うんざりさせられています。
いったいどれだけの子供たちや学校関係者が犠牲になれば気が済むのか?
さすがのアメリカでも「もうたくさんだ!」という声が上がっているようですが、彼等自身がどうにかするしかありません。
私たちができることは、「日本の学校は大丈夫なのか?」という不安を減らすための努力です。

以前はかなりオープンな地域の交流の場でもあった日本の学校も、今は無防備ではいられません。
私たちキープランナーも、幼稚園や学校のような教育施設の防犯対策を行っています。
通常の日本の学校のセキュリティ対策では、アメリカのような銃の乱射を優先的に想定することはありません。
しかし、複数の人間を傷つけることを目的とした犯罪は想定外です、というわけにはいきません。

教育施設のセキュリティ対策に必要なことまたしても起きたアメリカの悲惨な事件を目にすると、「いますぐ何とかしろ!」という早急な防犯対策への要求が予想されます。
防犯カメラは犯罪が行われた後にしか役に立たないじゃないか、そんなことより出入口を厳重に管理しろ、とにかく最新の防犯機器を導入しろ、といった様々な意見が上がり、リソースに限りのある現場に混乱が生じることも懸念されます。
今回は、そうした事態にに対して警告する記事を紹介したいと思います。

以下の記事は2年程前に掲載されたものですが、学校に対してどのような防犯対策をするかという具体的な話以前の、学校のセキュリティ対策を行うにあたってそもそもの基本的な考え方を押さえたものです。

How to avoid the most common school security design mistake
https://www.securityinfowatch.com/security-executives/article/21086291/how-to-avoid-the-most-common-school-security-design-mistakes

学校のセキュリティ設計で一番よくある失敗を回避するにはと言うタイトル通り、早急な対策を求めるあまり教育施設に適切なセキュリティ設計を省略してしまうと、とんでもない事になるぞ、と警告しています。

多くの施設で共通して起きるセキュリティ設計上のミスというものはあるが、対応すべき危機への要件が多く規模が大きな学校等の場合、その影響がかなり大きくなってしまう可能性がある、というのは重要なポイントです。
通常、組織が大きければ大きいほど想定される危機も増え複雑化するわけですから、焦りは禁物な案件です。

セキュリティコンサルタントである著者による、具体的なシナリオベースのセキュリティ設計に関しては、別のウェビナーで取り上げられているためこの記事の中には書かれていません。
しかし、セキュリティ設計の基本や、ライフサイクルによる製品ベースで行われるセキュリティシステム設計、セキュリティの設計・選択のプロセス等、関係者が知る必要のある基本的な考え方が書かれています。

記事の中では、冒頭で重要だと念を押されていたセキュリティ設計時のショートカットについて、どの部分で起きてしまうのかということにもふれられています。
しばしば起り得るという「脅威の特定と分析」のステップの省略や短縮について、それが適切なセキュリティ設計に不可欠である理由も説明されています。

大切な子供の命を預かっているのだから一刻も早く手を打たなければ、という姿勢に対しての異論は無いでしょう。
とはいえ、最適でないばかりか効果の無い防犯対策を行う結果になっては、元も子もありません。
学校や教育施設のセキュリティは、是非、私たち防犯対策の専門家の意見も参考にして下さい。

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2022/05/31        キープランナー 代表   |    タグ:防犯カメラ , 入退室管理 , アクセスコントロール , セキュリティ